​Yamaichi pan shouten|やま市パン商店

まち工場ようなパン屋

 

浜松は中心市街地を少し離れると、中小企業の工場と住宅が織り混ざった地域が多くあり、この立地もそれが顕著に現れている。その雰囲気に馴染むよう意識した。鉄骨造の力強さを活かすため、増改築の繰り返しで増えた壁と天井を解体した。ワンルームの大きな空間はまさに工場そのもの。そこに厨房と水廻りのために必要最小限の壁を立て、あとは多様な家具で空間を作っていく形式でまとめた。廃業した工務店から頂いた大きなトチの一枚板を陳列台に、もともとの事務所で使われていたラワンの棚を食パン置きに転用するなど。多様な創意工夫に溢れる工場のようなパン屋である。